中古車の『鑑定書』の読み方完全ガイド:AIS・JAAAの評価点信じていいの?
「この中古車、状態が良いって書いてあるけど本当かな?」「店員さんの言葉だけじゃ不安……」
中古車選びにおいて、誰もが抱くこの不安を解消してくれるのが「第三者機関による鑑定書」です。特にバディカのような透明性を重視する販売店では、AISやJAAAといった外部機関のチェックを全車に導入しています。
しかし、鑑定書をただ眺めるだけでは意味がありません。評価点の「4点」と「5点」で何が違うのか、修復歴はどこまで細かくチェックされているのか。今回は、プロの査定士の視点から、鑑定書の正しい読み方と、その信憑性について徹底解説します。
中古車の鑑定書とは?なぜ「第三者」が必要なのか
中古車の鑑定書とは、販売店とは利害関係のない「第三者機関」の専門査定士が、車両の状態を厳しくチェックし、その結果をまとめた証明書のことです。
なぜ自社の査定ではなく、第三者が必要なのでしょうか?それは、販売店による自社査定だけでは、どうしても「売りたい」という心理が働き、都合の悪い傷や不具合を甘く評価してしまうリスクがあるからです。外部の厳しい目を入れることで、初めてその車両の「真の姿」が浮き彫りになります。
AIS鑑定書の読み方:業界一厳しいと言われる基準
中古車業界で最も信頼性が高いと言われるのが「AIS(エーアイエス)」の鑑定です。トヨタ、ホンダ、マツダなどのメーカー系ディーラーも採用しているこの基準は、非常に厳格なことで知られています。
評価点の目安
- S点:登録済未使用車など、新車に近い状態。
- 5点:非常に状態が良い。目立つ傷や凹みがほとんどない。
- 4.5点:良好な状態。軽微な傷がある程度。
- 4点:一般的な中古車として良好。多少の加修が必要な箇所がある場合も。
- 3.5点:使用感がある。目立つ傷や内装の汚れが見られる。
- R点:修復歴あり。骨格部分にダメージを受けた経験がある。
AISの査定士は、最大300項目以上に及ぶチェックリストに基づき、ミリ単位のパネルのズレや塗装の厚みまで確認します。AISで「4点以上」がついている車両は、中古車として非常に高い品質にあると言えます。
JAAA(日本自動車鑑定協会)の「グー鑑定」
「グー鑑定」として知られるJAAAの鑑定も、広く普及している信頼の指標です。JAAAの特徴は、車両の状態を「外装」「内装」「機関」「修復歴」の4項目で星の数(最大5つ)や記号で表す、視覚的な分かりやすさにあります。
特に「機関」の項目では、エンジン、トランスミッション、エアコンなどの動作確認も含まれており、「走る・曲がる・止まる」に関する安心感を担保してくれます。
鑑定書がある車を選ぶメリットと注意点
鑑定書がある車を選ぶ最大のメリットは、「情報の非対称性」が解消されることです。車に詳しくない方でも、プロの評価を基準に比較検討ができます。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 鑑定日はいつか:鑑定から時間が経過している場合、その後の展示中に傷がついている可能性もあります。
- 鑑定書は「現状」の証明:将来の故障を100%予言するものではありません。購入後の保証内容とセットで考えることが重要です。
鑑定書は、販売店の「誠実さ」を測るバロメーターでもあります。鑑定書を快く見せてくれ、内容を丁寧に説明してくれる店こそ、信頼に値する店と言えるでしょう。

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