【2025年最新】ハイエース買取相場を年式・走行距離別に解説！あなたの愛車はいくら？

こんにちは。『車買取の縁側』で案内人を務める、査定一道です。長年連れ添った愛車のハイエース、いざ売却を考えたときに「一体いくらで売れるんだろう？」と、その価値が気になりますよね。

実は、中古車売却において最も損をしやすいパターンが、自分の車の「買取相場」を知らないまま査定交渉に臨んでしまうことです。業者の言い値を鵜呑みにしてしまい、本来の価値よりも数十万円も安く手放してしまった…というケースは後を絶ちません。

この記事では、2025年現在の最新データに基づき、ハイエースの買取相場を「年式別」「走行距離別」に分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたのハイエースの客観的な価値が分かり、自信を持って査定交渉に臨むための「武器」を手に入れることができます。

この記事を書いた人

査定一道

はじめまして。当サイト『車買取の縁側』で案内人を務める、査定一道（さてい・かずみち）です。長年、中古車査定の現場で1万台以上の車と向き合ってきました。その中で痛感したのは、知識の差で愛車の価値が正当に評価されないケースの多さです。このサイトでは、特定の業者に偏らない中立の立場で、あなたの愛車が最高の「縁」に巡り会うためのお手伝いをします。売却に関する疑問や不安があれば、どうぞこの縁側でゆっくりしていってください。

この記事の監修者

結城聡

自動車経済ジャーナリスト。元・大手中古車オークション企業アナリストとして10年間、全国の相場分析・予測モデル構築に従事。専門は中古車市場の流通構造とマクロ経済が与える影響。独立後は自動車専門誌でコラムを連載し、ビッグモーター問題を受けてからは消費者保護の観点から業界の健全化を訴える活動も行っている。

そもそもハイエースの買取相場は何で決まる？3つの基本要素

個別の価格を見る前に、ハイエースの相場を決定づける基本的な3つの要素を理解しておきましょう。

年式（モデル）: 当然ながら、年式が新しいほど買取価格は高くなります。特に、現行モデルである300系や、一つ前の200系後期型などは高い人気を維持しています。
走行距離: 一般的な乗用車では10万kmを超えると価値が大きく下がりますが、ハイエースは耐久性が非常に高いため、20万km、30万kmを超えても十分に値段がつきます。これがハイエースの大きな特徴です。
グレード・ボディタイプ・駆動方式: 上級グレードの「スーパーGL」は最も人気が高く、高額査定が期待できます。また、標準ボディかワイドボディか、標準ルーフかハイルーフか、そして雪道や悪路に強い「4WD」かによっても価格は大きく変動します。

ここでは、人気の「スーパーGL（ディーゼル・2WD）」を例に、年式ごとのおおよその買取相場を見ていきましょう。

年式（経過年数）	買取相場（目安）	特徴
3年落ち	280万円～350万円	非常に高いリセールバリュー。新車価格に近い値が付くことも。
5年落ち	200万円～280万円	まだまだ高値を維持。状態が良ければ高額査定が期待できる。
10年落ち	80万円～150万円	10年経っても100万円以上の価値が付くのがハイエースの強み。

※注意：上記の価格はあくまで目安です。車両の状態、走行距離、カスタム内容、市場の動向によって大きく変動します。

次に、走行距離による相場の違いを見てみましょう。ハイエースの「過走行への強さ」がよく分かります。

走行距離	買取相場（目安）	特徴
～5万km	年式相応の最高値圏	低走行車として非常に高く評価される。
～10万km	年式相応の標準的な価格	まだまだ高値を維持。一般的な乗用車ほどの下落はない。
20万km～	50万円～100万円以上	ここからがハイエースの真骨頂。海外需要があるため、他車種なら価値がゼロに近い距離でも高価買取が期待できる。

※注意：上記の価格はあくまで目安です。車両の状態、年式、市場の動向によって大きく変動します。

相場はあくまで基本価格。あなたのハイエースが持つ「個性」をアピールすることで、さらに査定額を上乗せできる可能性があります。

人気のボディカラー: 定番の「ホワイトパールクリスタルシャイン」や「ブラックマイカ」は常に人気が高く、プラス査定の対象です。
ディーゼルエンジン: パワフルで燃費も良いディーゼル車は、ガソリン車よりも高い買取価格が期待できます。
4WD（四輪駆動）: 雪国やアウトドアでの需要が高いため、2WDよりも高値で取引されます。
価値のあるカスタムパーツ: 有名メーカーのアルミホイール、ナビゲーションシステム、ベッドキットなどはプラス評価に繋がります。アピールできるよう、メーカーや型番を控えておくと良いでしょう。
定期的なメンテナンス記録: 定期点検記録簿がしっかり残っていると、「大切に乗られてきた車」として信頼性が増し、査定額に好影響を与えます。